学び散歩道

まなびの記録ノート

話やすい環境をつくるということ。

私は話すことが苦手です。

もう少しちゃんと書くと自分が話したいと思う内容を話しても大丈夫という安心感がないと本音を話すことができない。といったほうがほうが正確かもしれません。

そんな私なので、人が話そうとしている場合の雰囲気や聞き方づくりにはかなり敏感に考えていて、そういう状態づくりができていないとギャップがあるので相手にも気づかれてしまうときがあります。

 

先日ある方に、あなたは話したいと思う人を寄せ付けているかもしれません。

という発言を聞いて、私の特徴でもあるのかなと思い、この記事を書いてみます。

 

何をいっても受けとってくれるという場づくり

 人は否定をされることを極度に嫌います。

 日本人は余計人目やら立場などを気にしやすいのかもしれません。

また言うことで自分のイメージやなんらか損をすると考える場面があるかもしれません。

 

話したいけど話しにくいときに人はどういう状態なら話すことができるでしょうか。

・聞き手があえて恥ずかしい体験を話すなど、そもそも聞き手に話しても大丈夫だというハードルをさげるような発言をして場を柔らかくする

・否定や意見を言う前に、まずはゆっくりと話しを聞いてくれる安心感がある状態

・普段からちょっとした変化に気づいたり、前にいっていたことを話題にすることで引きだし、話し出すきっかけを作る

こういった状況をまず作ることが重要だと思います。

 

具体的にどうするとどういった状況を作ることができるか

1.聞き手があえて恥ずかしい体験を話すなど、そもそも聞き手に話しても大丈夫だというハードルをさげるような発言をして場を柔らかくする

「自分の体験を話すなんてあなたはに対して失礼かも」と思うなど余計な気をつかわせないために

あえて自分の恥ずかしい、謙虚な発言をします。

例えば就職試験の話しをするなら、私結構当時落ちちゃったんですよね。といって共感や相手もそうなんだという安心感を作ると話すハードルは低くなります。

あくまでも相手が緊張して話すことができない。

言いたいことはあるけど口に出せないだろうと判断したときに意識することです。

 

またなにが話すことでのハードルになっているかをゆっくり聞きます。

・話がまとまっていないなど言葉にできないことを気にしている

→一緒に言語化を手伝う旨を伝え、吐き出してみようと促す

・他の人に言われないでほしいなど今日のこの場限りにしてほしい話の場合

→この場のみである旨を伝え安心できる空気を作る

 

 2.否定や意見を言う前に、まずはゆっくりと話しを聞いてくれる安心感がある状態

相手が本当に悩んでいるのであれば話すスピードを下げます。

そして言葉を選ぶ最中にはゆっくりと待ちます。

こちらが先に理解が進んで言いたくなってもそこはいったん待ちます。

止まっている場合はキーワードをいうなどあくまでも話し手のサポートに徹します。

 

早口になると情報が整理されている場合はいいですが、考える時間などを考慮するとゆったりのほうが考えやすいと考えます。すぐに次の話をしないといけないといったプレッシャーも回避できます。 

 

3.普段からちょっとした変化に気づいたり、前にいっていたことを話題にすることで引きだし、話し出すきっかけを作る

これは親しい仲、よく会う人であるほうが気づきやすいですが、

人をよく見ると「ため息をつく」「ぼーっとしている」「鼻歌を歌っている」「考えごとをしている」など数秒相手をみると実は気づくことがあります。

 普段と違わないか、また自分の話す前後にトイレにいくときなどその人が素になったときに元気そうかいつもと違わないかを見ることも気づきやすいきっかけになると思います。

 

NGな場づくり

相談の場面なら自分はこう思ってるけどそれが原因?などと先に決めつけないほうがいいです。

その発言によってその発言と逸れる場合は発言がしにくくなりますので、そういうフィルタを先に作らないようにしてあげることが大事です。

 

話し手と違うアドバイスをする際はまず相手を肯定したうえで、自分が思うことであれば私はこう思うけれどと前置きすること。そして明らかにまちがっていると判断した場合も、こういう視点があるよねというふうに角度を変えて気づかせるような形にすると受け止めやすいかなと思います。

 

最後に

こういうことを気をつけるというのは実は自分がしてほしいことの裏返しなんだろうなと

自己分析をしてはいるのですが、人はそう変わらないので

自分がやっていくことでみんなが自分が言いたいことが言いやすくなれたらなと願うばかりです。