学び散歩道

まなびの記録ノート

ファシリテーターたちからの学び

前回に引き続きAdventCalenderに挑戦します。テーマはファシリテーションを題材に第二弾。
殴り書きっぽくなってしまいまだまだ深められていなくて悔しいかぎりですが、投稿します。
後日少し修正するかもです。
 
今回の題材はファシリテーターズインタビュー。
ファシリテーターはどこにいますか?」を最後にきくこと以外は話者たちの自由で展開される ファシリテーターにインタビューして原点や普段のファシリテーションについて話を聞く場です。 
数回参加させていただいたなかでの気づきを記述していきたいと思います。
同じテーマ、場であっても、人が違えば場が変わるので、 その場にあったファシリテーションを組み立てていく必要があることを学んだ場でした。 
個々のファシリテーターが持つスタイルだけでなく、その場や相手に対してどうふるまうかのパターンが見れたので、簡単ですがまとめてみたいと思います。

複数参加するなかで、気づいた要素はだいたい以下のような要素を観察していたように思います。
1.話すスピード、テンポ、時間の流れ
2.考える、思考時間の撮り方
3.原点への引き出し方のアプローチ
4.参加者の立ち位置、関わらせ方
5.問いのスタイル
6.事前準備度(相手の調査面)
7.場で判断した事前にはわからなかった要素
8.自分の話をどこまでするのか

ではそれぞれ上記項目を見ながら印象に残ったものを考えていきます。
Ⅰ 関さん×神戸さん
話すペースは聞き手の神戸さんが作り上げていました。普段早口気味の関さんが影響されていたのが印象に残っています。
事前に打ち合わせはほとんどなかったようで、分野が違う二人だからこそ、神戸さんが自分の疑問を逃さずに聞いていく点や論理的に整理して話そうとする関さんに対してなぜそういう点にこだわるかなど違和感をそのまま伝えていくスタイルでした。
なんでなんでを繰り返すことによって、深い思考を促すスタイルで、深めていくことでその人の原点を引き出していっていました。
この会では神戸さんの話には触れることはありませんでした。
Ⅱ 山崎さん×関さん
こちらも聞き手での関さんがリードしつつ、話上手な山崎さんが展開していくような印象を受けました。
関さんの特徴としては自分の理解と同時に聞き手にも理解させようと、会話の間に解説や理解のための図を補う点です。
参加者が持って帰るものを整列させる印象があり、聞き手にゆだねるというよりはそろえにいくのは普段の勉強会でのファシリテーションスタイルが見えた部分でもありました。

Ⅲ 小野さん×ガオリュウさん
この会は私から見る今までのスタイルからは変わっていました。
グラフィックレコードも合わせて行われたのですが、レコーダーが話しての気持ちを読み取って 3人で作り上げている印象を受けました。 
またこの会は話し手がゆっくりと考えながら思考するタイプの方だったこともあり 、答えにたどり着く過程において参加者へ意見をもとめたり、むしろアウトプットを出させてみるなど 
参加者も一緒に考えるスタイルが一番とられていたように思います。質問が振られて共感ポイントを話し手が思考したり、どう見えるかを客観的な視点を話し手が得られるように作られていきました。
無言なる瞬間も場として許容できる暖かい雰囲気が作られていたように思います。

Ⅳ 中村さんとガオリュウさん
事前準備を感じたのはこの会です。中村さんに対してどんなことを聞くかをさまざまなところから本人について調べて 、意見の方向性や考え方について把握したうえで深い質問を考えてきた印象がありました。 
またはじめに何を期待しているのかを参加者に明確に聞いたのも他との違いでした。
この場は中村さんだから来たという方も多かったので、期待値の調整を冒頭で図ったのが
あえて無茶ブリと思われるような質問やひょうきんな質問などをぶつけることで答えの幅を広げようとした部分が理解できました。

全体を通して

このように言語化してみるとポイントだけ書くのはイメージがしにくいかもしれません。
その場にいて感じながら観察することにも重要性を感じます。
いろんな場に参加していくことによって、違いや自分ならどうやるかをイメージしていくことで学んでいくのもファシリテーターの成長につながるように思います。
ファシリテーションに答えがないというのは、その場が生き物である以上 その時にあったものをどうするかはファシリテーターにかかっているのかもしれません。